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【懐中電灯】防災グッズの比較 選び方

      2015/10/26

懐中電灯

懐中電灯はどんな時でも近くに置いておくことが理想である。
ここでは、シーンごとの懐中電灯(以下ライト)の備えについて考えていく。

メインのライト

選び方

ライト類は、国内外の専門メーカーによる様々な特性の製品があるため、選択が非常に難しい。
以下のような条件を基本に、予算を考慮して選択したい。

  • 大きさ・重さ
  • 避難の妨げにならないようなことが必須条件。
    片手の指だけ(手のひらを使わない)で、点灯や消灯、照射領域を無理なく360°方向転換できるものが理想。

  • 明るさ
  • 100ルーメン以上が目安。

  • 照射領域
  • 広ければ広いほど良い。

  • 点灯時間
  • 100ルーメン以上で1時間以上点灯できるものが目安。
    LEDは、消費電力が少なく長寿命という特性がある。

  • スイッチのタイプ
  • 「プッシュ式のスイッチ」は、どんな状況でもすぐに点灯できる可能性が高い。
    ※「回転式のスイッチ」は両手を使うためロスが生じる。
    ※「回転式のスイッチ」及び「スライド式のスイッチ」などの手の摩擦が必要なものは、寒さや怪我で腕力が弱ったときや、手が滑る状況では点灯が困難な可能性がある。

  • スイッチの位置
  • 後端にスイッチ付いていると、暗闇でもすぐにスイッチにアクセスできる。
    ※スイッチが胴体に付いたタイプは、スイッチを見つけるまでにロスが生じる。

  • 防滴性・防水性
  • 防滴あるいは防水であるものが望ましい。

  • 単3電池で稼働するもの
  • 単3電池の機器を選ぶ理由

  • 明るさ調整ができるとベター
  • 明るさ調整機能がついたライトは、「避難時には明るく、避難生活では明るさを抑えて長時間点灯」という使い方ができる。

  • フォーカス調整ができるとベター
  • フォーカス調整機能がついたライトは、「近くを広く照射したり、遠くを強く照射する」といったことができる。

候補

携行するライト

避難袋に入れておくライト

キーホルダーライト

各部屋に備えるライト

ライトはすべての部屋に置いておきたい。
普段は邪魔にならず、非常時にすぐに取り出せるような状態が理想だ。
ライト付きの時計であれば、さりげなく備えることができるだろう。

防水ライト

「防水」のライトは、水中でも水が浸入せず照射が可能なライトを指す。
一般的なライトに比べて大きさや重量が増してしまうが、大雨の中や水中で使うことを想定するなら防水ライトの導入を検討したい。

尚、「防滴」と「防水」を混同して表記している販売店もあるが、「防滴」とは「水滴を上から垂らして水が浸入しないもの」と定義されている。

使い方

SOS信号を照射する

モールス符号を使ったSOS信号は、ライトで以下のように照射する。
メッセージ「S O S」
符号「・・・ ― ― ― ・・・」

覚え方1「トトト ツーツーツー トトト」
覚え方2「短短短 長長長 短短短」
※「・」「ト」「短」は、ライトを短く照射させる。
※「―」「ツー」「長」は、ライトを長く照射させる。
※文字の間隔は、短点3つ分の時間をあける。

備え方

  • 携行する
  • 枕元・就寝部屋に置いておく
  • 家に置いておく
  • 車内に置いておく
  • 職場に置いておく
  • 「緊急避難袋」に入れておく

 - 照明

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