【備蓄場所】防災グッズの比較 選び方
2015/06/07

備蓄する場所は分散しておいたほうが良い。
1箇所の備蓄物が利用できなくても、他の備蓄物で凌ぐことができるためだ。
また、屋外に備蓄スペースがあると防災の次元が違ってくる。
非常時に運べない物を備えたり、避難袋そのものを置いておくといった運用が可能になる。
ここでは、住居以外の場所に備蓄する方法を考えていく。
屋外収納庫に備蓄する
敷地に収納庫を用意し、その中に備蓄する方法。
温度変化に耐えうる物だけを備蓄できる。
防犯という観点では、備蓄物の盗難や、収納庫を足場にして住居への侵入の可能性が生じるため、設置場所に工夫が必要。
コスト:数千円~
車に備蓄する
車のトランクやルーフボックスの中に備蓄する方法。
温度変化に耐えうる物だけを備蓄できる。
コスト:数千円~
地中に埋めて備蓄する
地面に穴を掘り、その中に備蓄する方法。
温度変化の心配は少ない。
専用の容器は市販されていないため、耐圧性、防水性、結露・カビ対策について自分で工夫する。
災害によって地理が変わってしまう可能性がある。
埋めた場所を発見するための準備として、地図、周囲の特徴、GPSで座標を記録しておく。
尚、スマートフォンのアプリにGPS機能が付いたものがあるが、場所によっては正確な座標を示さないため過信は禁物だ。
コスト:数千円~
トランクルーム・貸し倉庫に備蓄する
トランクルームや貸し倉庫を借りて、そこに備蓄する方法。
温度変化に耐えうる物だけを備蓄できる。
別宅に備蓄する
別の住まいを用意して、そこに備蓄する方法。
温度変化に耐えうる物だけを備蓄できる。
いざとなったらそこで生活できるというメリットがある。
初期投資を抑えたい場合、家具付きの賃貸物件という選択肢もある。
新耐震基準(昭和56年6月施行)以降に建てられた建物が望ましい。
コスト:数万円~/月
協力者宅に備蓄する
信頼できる人の家に備蓄してもらう方法。
お互いに相手家族分を備蓄し、避難を受け入れられる体制をとっておくことが理想である。
コスト:相手家族分の備蓄維持費
カビ対策
自宅外に備蓄する際は、カビ対策を講じておきたい。
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