【火山噴火 避難装備】防災グッズの比較 選び方
2016/10/08

火山が噴火した際に、身に付けるものを考える。
もくじ
火山灰が降下する場所での基本装備
火山灰とは火山から噴出されたもののうち直径2mm以下のものを指す。
“火山ガラス”や”鉱物結晶”などが含まれており、目や呼吸器系への影響だけでなく、皮膚に触れると炎症をおこすこともある。
火山灰に接触する機会として、降灰による直接的な接触に加え、髪の毛や衣服に付着した火山灰に後から接触してしまう可能性も考えられる。
従って、肌が露出しない装備、且つ火山灰が付着しにくい装備を心がけたい。
参考資料
「富士山噴火 降灰可能性マップ」(内閣府)
帽子
備える量:1個
ゴーグル
火山噴火対策のゴーグルとしては、以下の2点を意識して準備したい。
(1)無気孔であるもの。
(2)強度は、JIS規格「T8147」以上のもの。
価格:2,000円程度~
レンズ素材:PET-AF
レンズ厚さ:2.4mm
規格:JIS
重さ:92g
備える量:1個

その他ゴーグルの紹介。
防じんマスク
防じんマスクの性能を表す規格に、N95、N100というものがある。
「N95」は、かなりの集塵性能で1枚200円から。
「N100」は、最高クラスの集塵性能で1枚1000円から。
集塵性能に比例して、吸気・排気に抵抗感が生じる。
コストや使いやすさを考慮し、「N95マスク」をメインのマスクとして使い、危機的状況用に「N100マスク」をいくつか用意するという方法がとられる。
照明
大規模な降灰の場合、太陽光が遮られて昼間でも夜のようになることがある。
また、火山灰が送電機能に影響を与えると停電する可能性がある。
フェイスマスク
顔や首を防護する場合は、目・鼻・口が開いたフェイスマスクを着用する。
服
手袋
靴
カバー類
火口に近い場所の備え
火口に近い場所では、噴石が降下してくる可能性がある。
参考資料
「富士山噴火 噴石可能性マップ」(内閣府)
ヘルメット

飛来物・飛来防塵・薬品飛沫から目や顔の防護が期待できる。
ゴーグルの上にシールドを被ることができる。
防炎服
防弾ベスト
手袋
トンボレックス社は、消防隊員・救急隊員・警察官専用の手袋を扱う日本のメーカー。

その他手袋の紹介。
火山ガスが浮遊する場所の備え
火口に近い場所では、火山ガスが浮遊している可能性がある。
火山ガスには、二酸化硫黄、硫化水素、塩化水素、二酸化炭素など人体に有害な成分が含まれる。
参考資料
「三宅島火山ガスに関する検討会 中間報告」(内閣府)
とくに、二酸化硫黄(別名 亜硫酸ガス)(SO2)、硫化水素(H2S)は人体への影響が強いため、これらに対応した防毒マスクと吸収缶を選ぶ必要がある。
防毒マスク
メーカーページ
株式会社重松製作所 防毒マスク
避難袋
緊急避難
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