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【手回し充電ラジオライト】防災グッズの比較 選び方

      2016/04/21

手回し充電ラジオライト

手回し充電ができる多機能ラジオ・多機能ライトにはどのようなものがあるのか。
機能を一体化することにより、どんなメリットが生まれてくるのか。

単体の製品と性能を比較した上で、その可能性を探っていきたい。

手回し充電ラジオライト

選び方

  • ライト機能
  • できるだけ明るく、長時間点灯するものが良い。
    しかし、手回し充電ラジオライトでは、ライトの性能についての詳細は公開されていない。
    「明るさ」を知りたい場合は、メーカーに問い合わせるか、電気容量・点灯時間・LEDの種類(価格)から推測することになるだろう。

    尚、避難時に使用するなら、「懐中電灯の選び方」の要件を満たしていることが理想と考える。

  • ラジオ機能
  • FM放送、AM放送が聞けることが必須条件。

  • 手回し充電機能
  • 手回しによって、ライト・ラジオの電源に充電できることが必須条件。
    さらに、「充電式単3乾電池」や「携帯電話などの外部機器」に充電できるものがベター。

候補

SONY(ソニー)

Panasonic(パナソニック)

SEIKO(セイコー)

CITIZEN(シチズン)

単体の製品

手回し充電ラジオライトの機能を、個別に揃えるとどのようになるのか。
当サイトで紹介している製品から、「懐中電灯」「ラジオ」「充電器」を組み合わせてみた。

候補

価格合計:6,900円程度~
重さ合計:334g程度

まとめ

「手回し充電ラジオライト」と「単体の製品」を比較した場合、個々の機能の性能は「単体の製品」が上回るように思われる。
とくに、ライトの明るさにおいては、推測値ではあるものの相当な差があることが伺えた。

しかし、災害時という特殊な環境下では、カタログ値には現れない部分が大きな作用を及ぼすことがある。
例えば「手回し充電ラジオライト」の特徴である”機能の一体化”により、以下のような運用の違いが生じる。

  • 機能を一体化すると、管理が容易になる
  • 「手回し充電ラジオライト」は、機器の個数は1つである。
    「単体の製品」では「(1)懐中電灯(2)ラジオ(3)充電池(4)充電器」の4つの機器を管理する必要がある。

  • 機能を一体化すると、操作が容易になる
  • 「手回し充電ラジオライト」を使用するには、「(1)充電→(2)実行」の2工程だけである。
    「単体の製品」を組み合わせて使用するには、4つの機器を識別し操作を覚え、「(1)機器から充電池を取り出す→(2)充電器に充電池をセット→(3)充電→(4)充電器から充電池を取り出す→(5)機器に充電池をセット→(6)実行」といった6つの工程が必要となる。

  • 操作が容易になると、機器を扱える人が多くなる
  • 「手回し充電ラジオライト」を使用するには、1つの機器で2つの工程を覚えるだけで良い。
    「単体の製品」を組み合わせて使用するには、4つの機器で6つの工程を覚える必要がある。

  • 機器を扱える人が多くなると、集団の生存能力が高くなる
  • 事態が困窮を極めると、協力関係・敵対関係が渦巻く可能性がある。
    機器を扱える人が多い集団は、生存のための選択肢が多いことになる。

これらにメリットを見いだせる状況では、「手回し充電ラジオライト」の可能性が高まるのではなかろうか。

 - 考察

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