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【防塵マスク】防災グッズの比較 選び方

      2016/10/08

マスク

防塵マスク(ぼうじんマスク)は、空気中に含まれる微粒子をろ過して吸気することができるマスクである。
優れたろ過性能を持つことから、人の呼吸器を守るために、工業や医療の現場、消防や自衛隊による野外活動などで広く使われている。

噴火による火山灰、PM2.5、原発事故による放射性物質、パンデミックなどの備えとしては、一般的なサージカルマスクではなく、然るべき機関の規格に準じた「防塵マスク」を備えておきたい。

用途

  • 火山が噴火した時に使用する
  • PM2.5の濃度が高い時に使用する
  • 放射性物質が飛散した時に使用する
  • パンデミック時に使用する
  • 避難過程で使用する
  • 避難先で使用する
  • 被災地でのボランティア時に使用する

微粒子の大きさ

人体に影響を及ぼす粒子には以下のようなものがある。
防塵マスクには、これらの物質をろ過する性能が求められる。

  • 火山灰・・・火山から噴出されたもののうち2mm以下のもの
  • スギ花粉・・・約30μm
  • PM2.5・・・2.5μm以下のもの
  • 細菌・・・約1μm
  • 結核菌・・・約0.3μm
  • SARSコロナウイルス・・・約0.12μm
  • インフルエンザウイルス・・・約0.1μm

※μm・・・1mm/1000

ろ過性能

防塵マスクの性能を表す規格は、日本・米国でそれぞれ定められている。
性能と価格は概ね以下のようになる。
「N95」や「DS2」のマスクは、かなりの集塵性能で1枚200円から。
「N100」や「DS3」のマスクは、最高クラスの集塵性能で1枚1000円から。

米国のNIOSHによる規格

  • N95・・・0.1~0.3μmの粒子を95%以上除去する性能
  • N100・・・0.1~0.3μmの粒子を99.97%以上除去する性能

日本の厚生労働省による国家検定規格

  • DS2・・・固体(0.06~0.1μm)、液体(0.15~0.25μm)を95%以上除去する性能
  • ※一般にN95と同等とされる。

  • DS3・・・固体(0.06~0.1μm)、液体(0.15~0.25μm)を99.9%以上除去する性能
  • ※一般にN100と同等とされる。

メインのマスク

選び方

  • 「N95」あるいは「DS2」のもの
  • 顔にフィットするサイズ・構造のもの
  • アゴまですっぽり覆うものを推奨。

  • 個別包装されているものがベター

備える量

  • 避難袋用:7個~
  • 備蓄用:20個~

候補

N95のマスク(米国の規格)

DS2のマスク(日本の規格)

高リスク物質が浮遊している場合

リスクが高い物質が大気に含まれる場合は、より性能が高いマスクを使用する。

選び方

  • 「N100」あるいは「DS3」のもの
  • 顔にフィットするサイズ・構造のもの
  • 個別包装されているものがベター

備える量

  • 避難袋用:1個~
  • 備蓄用:5個~

候補

N100のマスク(米国の規格)

DS3のマスク(日本の規格)

マスクを密着させるために

マスクは顔に隙間なくフィットさせなければ「ろ過性能」が発揮されない。

サイズの関係で女性や子供はマスクを顔にフィットさせることが難しい。

また、平静時にマスクをフィットさせられても、避難行動で息が荒くなったり、しゃべったりすることで隙間が生じる可能性もある。

ろ過性能が高くなるほど生地の吸排出性は低くなるため、わずかな隙間でも空気の出入りが多くなる。
隙間を防止するには、顔とマスクをサージカルテープで貼り付けるという方法がある。

マスクの使い分け

マスクには様々なものがある。
状況に応じて使い分けたい。

  • 防じんマスク(当ページ)
  • 微粒子を含む空気をろ過して吸気することができるマスク。
    火山噴火、PM2.5、パンデミック、地震などで使用する。

  • 防毒マスク
  • 有害ガスを含む空気を無害化して吸気することができるマスク。
    火山ガス発生時、化学事故発生時などで使用する。

    防煙マスク
    火災時に発生する有毒ガスを無害化して吸気することができる防毒マスクの一種。

  • サージカルマスク
  • マスクの装着者からウイルス等の飛散を低減するためのマスク。
    吸気の際、空気中の微粒子のろ過も期待できる。
    病気のときや、リスクが少ない塵などが浮遊する環境で使用する。

 - 防護

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