【屋内・室内で加熱調理】防災グッズの比較 選び方
2015/06/13

災害によってライフラインが停止したときに、屋内(室内)で調理できる器具を考える。
要件
- 食料を加熱できるもの
- 屋内(室内)で使用できるもの
ガスも電気も使えない場合
カセットガスコンロで調理(火を使う)
- 料理をするには充分な火力が得られる
- 火力の調整が容易
固形燃料コンロで調理(火を使う)
- 料理をするにはまずまずの火力が得られる
- 火力の調整は困難
重量:30g
燃焼時間:約20分
火力調節:不可
アルコールが主成分。
五徳(台)、あるいはコンロに入れて燃焼させる。
燃料を分割して火を増やせば火力を強めることが可能。
途中で火を消しても、保存が難しいため、実質的に使い切りとなる。
むき出しの状態では長期保存ができないが、個包装のタイプなら数年はもつと言われる。
重量:165g
燃焼時間:約2時間
火力調節:可
ジエチレングリコールが主成分。
専用の五徳(台)、あるいはコンロに入れて燃焼させる。
途中で火を消しても、品質が落ちないため、再燃焼可能。
長期保存が可能。
発熱剤で調理(火は使わない)
水を入れれば80℃程度まで発熱する。
アルファ米やレトルト食品などの加熱が可能。
加熱袋の大きさによって発熱温度が異なる。
重量:45g(Lサイズ)
平均は以下の通り。
Sサイズで57.5℃、Mサイズ:71.0℃、Lサイズ:80.4℃、SLサイズ:83.8℃
モーリアンメーカーサイト
電気が使える場合
IHコンロで調理するには、IHに対応した調理器具が必要になる。
自宅の調理器具を確認した上で必要があれば準備しておきたい。
参考資料
「おしえて!IH 使える鍋の見分け方」(Panasonic)
まとめ
災害によってライフラインが停止しても、電気は1週間程度で復旧が期待できる。
これを踏まえると、以下のような運用が実用的ではないだろうか。
- 電気もガスも使えない場合
- 電気が復旧した場合
「カセットガスコンロ」を使う。
「IHコンロ」に切り替える。
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