【充電池・充電器】防災グッズの比較 選び方
2015/09/18

停電時、あるいは屋外に避難した際は、電池で稼働する電気機器が役に立つ。
しかし、災害時は電池の入手が困難になるため、普段から充分な量の電池を備えておきたいものだ。
ここでは、防災という観点で電池の選び方を考えていく。
もくじ
電池の種類は「充電池」がメリットが多い
電池には、一般的な「使い切りの電池」のほかに、充電して繰り返し使える「充電池」がある。
「充電池」には以下のようなメリットがあるため、非常時の備えに適していると考える。
- 電気容量が多い
- 自然放電が少ない
- 充電すれば再使用できる
- 経済的
「充電池」は「使い切りの電池」よりも長時間の使用ができるものがある。
電池は使用しなくても時間と共に容量が減っていくものだが、「充電池」は「使い切りの電池」よりも減り方が小さい。
「充電池」は家庭用電源だけでなく、野外でもソーラー充電器で充電することができる。
これにより、ライフラインに依存せずに電気機器を使い続けることができるようになる。
単3アルカリ電池の単価は40円程度、単3充電池の単価は400円程度で1回の充電に0.2円程度となる。
これから単純計算すると、11回目の交換から「充電池」のほうが費用が下回る。
従って、長い目で見ると充電地が経済的と言える。
電池の大きさは「単3形」がメリットが多い
電池には、単1~4電池のほかにも、様々な形状のものがある。
「単3電池」には以下のようなメリットがあるため、非常時の備えに適していると考える。
- サイズが小さく、軽い
- 対応している機器が多い
- 防災グッズとして流通している機器が多い
- 対応している充電器が多い
- 汎用性が高い
様々な機器の電源として共有できる。
非常時に他人とも機器や電池を共有できる。
ソーラー充電器には単3のみ対応のものが多い。
スペーサーを付けることにより単2・単3電池としても使用できる。
選び方
充電池はメーカーによっては寸法が異なることがある。
そのため、機器によっては接触不良をおこして使えない可能性がある。
とくに海外メーカーの安価な充電池には注意してほしい。
充電池を購入する場合は、国内で広く流通しているパナソニック製の「eneloop」を推奨する。
非常用・容量重視の場合[ハイエンドモデル]
単3形容量:2,450ma~
使用回数:500回
自然放電抑制力:◎
日常用の場合[スタンダードモデル]
単3形容量:1,900ma~
使用回数:2,100回
自然放電抑制力:〇
充電器セット
電池スペーサー
スペーサーの中に小型電池を入れると、大型電池として使える。
充電器 家庭電源用
充電器 家庭電源が使えない時用
携行用
バイオレッタソーラーギア用のUSBアダプタ。
スマートフォンの充電などに使用。
停電時用
まとめ
上で挙げたメリットの多さから、災害時にもっとも役に立つのは「単3形のエネループ」だと考える。
これを基本として電気機器を選んでいきたい。
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